紙屋の生態1

紙屋には独特の言い回しがあります
その一つに、紙の枚数を数えることを
「紙を読む」といいます
その読み方は、基本的には5枚単位でカウントするやり方ですが
5枚ずつ読む人もいるし、「2枚+3枚」「3枚+2枚」と刻む読み方をする人もいます
専門で読む人には、残像・感覚で読みすすめる人もいますが、
読み方にもテクニックが必要で、左腕で紙の左側を押さえたまま
右手で紙の右端をずらしながら持ち上げて、1枚1枚の間に空間を作るようにして
正確に、すばやく読めるようにします
ほとんどの紙はこのように「読む」ことができますが、中には「薄葉紙」という
極薄の紙などは、薄すぎて読みにくい上に、端数での管理が難しいので
販売は包単位という紙もあります

というところで、みなさん紙使ってください